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ネクストエナジーと清水建設が資本提携 再生可能エネルギーの普及を共同で推進
2020.08.03 15:27
ネクストエナジー・アンド・リソース(長野県駒ケ根市・ネクストエナジー)は、清水建設(東京都中央区)と出資契約を締結した。
清水建設は2017年9月にLCV事業本部を発足。ライフサイクル・バリュエーション(LCV)という事業コンセプトのもと、建物やインフラ、まちのライフサイクルにわたり持続的な価値向上と利用者の満足度向上の実現に貢献する事業展開を目指してきた。既にFIT(固定価格買取制度)を利用しない(=Non―FIT)太陽光発電システムによる電力供給の取り組みをスタートするなど、再生可能エネルギー分野へも積極的に取り組んでいる。
一方のネクストエナジーは2003年の設立以来、関連部材の開発・販売から発電設備の建設・保守管理まで、太陽光発電をトータルにサポートする事業を展開。今後は自家消費型太陽光発電システム事業、定置型蓄電システム事業、既設太陽光発電設備の支援サービス事業の3事業を中核として、IoTプラットフォームを活用した分散型エネルギー資源の高度利用の実現を目指している。
今回の資本提携により、清水建設の高度なインフラ建設ノウハウと、ネクストエナジーが蓄積してきた太陽光発電の活用に関わる技術を融合。Non―FITの太陽光発電事業を中心とした再生可能エネルギー・環境価値事業の普及拡大を推進するとしている。