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みずほ銀行本店、銀行会館、東京銀行協会の一体建替え「丸の内テラス」11月5日オープンへ
2020.08.11 14:55
三菱地所(東京都千代田区)は5日、みずほフィナンシャルグループ(東京都千代田区)および全国銀行協会(東京都千代田区)と3者共同で進めてきた「(仮称)丸の内1―3計画」のアネックス棟の建物名称を「丸の内テラス」に決定したと発表した。
「丸の内テラス」は、「みずほ銀行前本店ビル」、「銀行会館」、「東京銀行協会ビル」の3棟の一体建て替えにより誕生する。敷地面積1万1237㎡、延床面積2万2530㎡、地上10階地下4階、で、9月30日の竣工と11月5日のグランドオープンを予定している。
「丸の内テラス」ではオフタイムの過ごし方の充実や魅力の創出を目指し、棟全体を商業、エンターテインメント、プライベートクラブという、豊かな時間やライフスタイルを提供する用途で構成。これまで丸の内エリアになかった大型のルーフトップレストランやエンターテインメントプレイスに加え、就業者や来街者が幅広く利用できる新業態の店舗や東京初出店となる名店など、飲食店7店舗、物販・サービス4店舗、合計11店舗の出店も決定した。
1階には4店舗の飲食店を集中配置。1~2階の大型エンターテインメントプレイス「MARUNOUCHI BASE」は、アメリカンダイナーにカラオケやダーツ、卓球などを併設。エリア初の大型複合エンターテインメント空間となる。
3~7階にはプライベートクラブ「OCA TOKYO」を開設。ラウンジやレストラン、バー、ライブラリー、ジムなどを備え、オンとオフ、いずれにも活用できる場を提供する。
また、丸の内仲通りに面する路面店舗や、9~10階のルーフトップレストランなどの地上店舗全てにテラス空間を配置。建物北側には特徴的なフレームが備え付けられた広場空間を創出し、通りとのシームレスな繋がりを生みだしている。丸の内と大手町を繋ぐ結節点として機能し、新たな人の流れや魅力を生み出すことが期待されている。