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不動産管理会社向け業務効率化アプリ「メンテフォースワン」がリリース

2020.08.24 17:33

 ピストレット(東京都渋谷区)は、不動産管理会社向け業務効率化アプリ「メンテフォースワン」をリリース。17日より本格的な提供を開始した。知識の少ない新入社員でも巡回レポートを簡単に作成でき、賃貸オーナーへの報告や建物修繕等に関する提案をタイムリーに行うことができる。
 コロナ禍で、在宅ワークに対応できるシステムがさまざまな業界で注目されている。不動産業界ではオンライン内見や電子契約の導入などIT化の動きが進行。同社では不動産管理会社の業務改善・効率化を図るべく、建物の巡回レポート作成から見積依頼までをスマートフォンでできるアプリ、「メンテフォースワン」を開発した。
 同アプリでは、スマートフォンで共用部や設備などを点検、撮影。「チョーキングが発生している」など評価基準を見ながら、撮影した物件の状態が「良い」、「普通」、「悪い」を選択して入力するだけでレポートが作成できる。
 また、消火器や外壁の改修時期などが近づいてきたらアラートで通知。メンテナンス時期の把握も簡単にできるようにした。清掃の報告はもちろん、「違法駐輪がある」、「5階エレベーター前で雨漏りが発生している」などのイレギュラーに関する報告も可能。日常点検の見える化がスムーズに行える。見積が必要な案件に関しては、専門業者に見積依頼をダイレクトに送信可能だ。
 新入社員やパートスタッフがアプリで簡単に報告書を作成できるため、事務所で作業する必要もなくなる。業務効率を改善するとともに、設備の改修や大規模修繕などを先行提案して収益の拡大も見込める。




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