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オカムラの「テレキューブ」分譲マンション内のシェアオフィスに導入
2020.08.31 15:37
日鉄興和不動産(東京都港区)が分譲するマンション内のシェアオフィスに、オカムラ(横浜市西区)が開発したボックス型のワークブース「TELECUBE by OKAMURA(テレキューブ by オカムラ)」が導入される。
日鉄興和不動産が来年4月入居開始を目指して開発中の分譲マンション「リビオ成増ブライトエア・フォレストエア」には、共用部に入居者専用のシェアオフィスルームが設けられる。コロナ禍によりテレワークや在宅勤務が日常化するなか、こうした使い方に対応出来る共用スペースを設けているマンションはごく一部の物件に限られている。日鉄興和不動産では三井デザインテック(東京都港区)の協力のもと、「自宅にいる便利さ」、「カフェのような空間」、「シェアオフィスの機能性」の3つを同時に叶える空間を持つシェアオフィスルームを開発した。
「TELECUBE」は、オカムラがブイキューブ(東京都港区)およびテレキューブ(東京都千代田)と共同開発したもの。ブース内にはテーブル、イス、電源コンセントなどを完備。セキュリティが保たれた静かな環境で、資料作成やメール、電話・Web会議などが可能だ。換気ファンによりブース内の空気は循環し、常に快適な状態を保つ。マンション内のシェアオフィススペースに「TELECUBE」を設置することで、多様なニーズに応えるとしている。
日鉄興和不動産は今後も社会背景の変化によるニーズの多様化を捉え、新しいライフスタイルに対応するマンションの開発を進めていく考えだ。