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6種類のロボット実証実験を実施 今年竣工の「東京ポートシティ竹芝」

2020.09.07 14:32

 アルベログランデ(東京都中央区)、東急不動産(東京都渋谷区)および鹿島建設(東京都港区)は、9月14日~17日の期間、「東京ポートシティ竹芝 オフィスタワー」において、東京都による先端テクノロジーショーケーシング事業「Tokyo Robot Collection」を実施する。
 この事業は、ロボットによる新しい社会実装モデルをショーケース化することを目的に2019年よりスタート。東京都内に実証フィールドを設定し、ロボットが人間と共存して東京都の抱える社会的課題(感染症対策、労働力の確保、移動手段の充実、外国人観光客の受け入れ環境の整備など)を解決する姿をアピールするものである。
 今回の実証テーマは、「都市型複合施設のニューノーマル実現に向けた実証」。東京都が委託した事業プロモーターであるNTTデータ経営研究所(東京都千代田区)が課題解決のためのロボットを公募。実証フィールドごとに複数台を選定して実証を支援し、導入効果や有効性、課題を検証するとともにショーケース化に向けた取り組みをPRする。テレプレゼンス、発熱検知、マスク着用検知、サイネージ、案内、搬送など6種類のロボットが選ばれた。
 都市型複合施設においては、感染症対策はもちろん少子高齢化に対応するための自動化や効率化にロボット活用が期待されている。具体的には、商業エリアにおける非接触・非対面・遠隔でのサービスの充実だ。オフィスワーカーや施設利用者、テナントや施設運営者が安心して効率的に活動できるニューノーマル実現を目指す。




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