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大和ハウス工業 マレーシアで2棟目の物流施設を着工
2020.09.07 14:27
大和ハウス工業(大阪市北区)は1日、マレーシアにおいて2棟目となるマルチテナント型物流施設「D Project Malaysia 2.(ディープロジェクト・マレーシア・ツー)」(敷地面積2万8660㎡、延床面積1万9966㎡、賃貸面積1万6128㎡)を着工した。
同社は2019年1月より「Dプロジェクトマレーシア1.」(敷地面積3万㎡、延床面積約1万8000㎡、賃貸面積約1万6500㎡)の開発に着手し、今年8月に竣工を迎えたばかり。顧客の評価が高く竣工前に満床となったことを受け、第2弾となる「Dプロジェクトマレーシア2.」の建設を進める。
新施設は「Dプロジェクトマレーシア1.」の隣接地に建設する。開発地はシャー・アラム高速道路「コタ・ケムニンインターチェンジ」から約3・5km、クアラルンプール中心部から南西に約27kmの場所に位置。マレーシア最大のコンテナ取扱量を誇る「クラン港」から東へ約24km、「クアラルンプール国際空港」から北へ約40kmと、クアラルンプール市内と港湾・空港の中間地点にあるため、海と空の玄関口にアクセスしやすい立地となっている。
マルチテナント型物流施設として4テナントの入居が可能で、約4000㎡の区画から入居できる。各区画には事務所を設置することも可能。eコマースや小売業者、国内外の食料品を取り扱う企業等、複数のテナント企業の入居を想定した物流施設として、2021年8月末の竣工を予定している。
同社は今後も、海外で物流施設を検討している日系企業や世界各国の企業に対して誘致活動を推進。より顧客ニーズにマッチした物流施設の開発を拡大していく方針だ。