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JR「岡山」駅前で大規模開発 野村不動産、JR西日本不動産開発、奥村組の参画で始動へ
2020.09.07 14:28
JR「岡山」駅前の複合再開発となる「岡山市駅前町一丁目2番3番4番地区第一種市街地再開発事業」において、1日に再開発組合が設立された。
これまで野村不動産(東京都新宿区)を代表企業とし、JR西日本不動産開発(大阪市北区)、奥村組(大阪市阿倍野区)が協力してきたが、野村不動産とJR西日本不動産開発が参加組合員として、奥村組が特定業務代行者として正式に参画する。
「岡山」駅周辺エリアは商業・業務施設等が集積し、鉄道・路面電車・バス等の乗継拠点としての役割も果たす、文字通り岡山市の中心地。しかし事業の予定地周辺エリアは低・未利用の土地が多く、既存建物の老朽化も進んでいることから都市機能の再整備が望まれていた。
開発地は国の定める「都市再生緊急整備地域」内に位置し、岡山市も「都市計画マスタープラン」において「都心」に位置づけている。岡山市の玄関口として、ランドマークとなるまちづくりが期待されている。
事業では地下2階地上32階建ての住宅棟(分譲住宅約440戸+商業施設)、地下1階地上16階建てのホテル棟(ホテル+商業・業務・コンベンション施設)、地上6階建ての駐車場棟(駐車場約370台+商業施設)を整備し、2026年度の竣工を予定している。