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小田急と東京メトロが計画 「新宿」駅西口直結の260m高層ビル
2020.09.14 12:10
小田急電鉄(東京都新宿区)と東京地下鉄(東京都台東区)が事業主体の「新宿駅西口地区開発計画」の計画概要が発表された。
計画地は「新宿」駅の西口に位置。2019年12月に都市計画決定された「新宿駅直近地区土地区画整理事業」と一体となり、駅とまちの連携を強化する重層的な歩行者ネットワークやにぎわいと交流を生み出す滞留空間を整備するとともに、災害時の帰宅困難者支援等による防災機能の強化、最新技術の導入による環境負荷低減に取り組む。
建設される建物は敷地面積1万5720㎡、延床面積28万1700㎡、地上48階地下5階、高さ約260mの高層ビル。高層部にはハイグレードなオフィス機能、中低層部には新たな顧客体験を提供する商業機能を備え、「新宿」駅近隣の一体的な再編を象徴する大規模開発となる。オフィス機能と商業機能の中間フロアには、新宿の特性を生かした来街者と企業の交流を促すビジネス創発機能を導入することにより、イノベーションの創出を図る。また低層部にはビジネス創発の情報や新宿をはじめとした小田急沿線、東京メトロ沿線等の情報を発信する機能を設る。これらの取り組みを通じ、本計画を起点とした「新宿グランドターミナル」の一体的な再編を加速させ、新たなまちづくりを新宿全体へ波及・展開させる。
今後は、東京圏の国家戦略特別区域の都市再生プロジェクトとして、内閣総理大臣による区域計画の認定に向けて、東京都および新宿区の都市計画審議会や国家戦略特別区域会議等の手続きを進めていく予定。
計画の着工は2022年度、竣工は2029年度を予定している。