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ダイキン工業 新商品発表会開催 露出設置型の高機能換気機器「ベンティエール」
2020.10.19 11:33
ダイキン工業(大阪市北区)は14日、新商品発表会及び事業戦略説明会を行った。
同社はリビングルームから個室まで、部屋に応じて選べる換気機能(給気方式)付きルームエアコンの新商品5つと、既に9月7日から販売する既設店舗に後付け可能な高機能換気機器「ベンティエール」を発表した。
同社常務執行役員・空調営業本部長の舩田聡氏は「コロナ禍において空気質に対する急速な意識の高まりから、『換気』の重要性が改めて注目されています。2003年の建築基準法改正以降の住宅に設置された『24時間換気システム』は、換気扇と自然給気口を組み合わせたものが一般的で、常時適切な換気量を確保できる反面、給気口からは冬場には冷たく乾いた空気が、夏場には暑く湿った空気が取り込まれます。今回発売するルームエアコンは、暖房運転や冷房運転しながら換気する当社独自の機能を搭載して、より快適な換気を実現します」と語った。
業務用空調機器の「ベンティエール」は既設店舗、特に小規模の飲食店・小売店舗などの軒下や壁面等に後付け可能な露出設置形の高機能換気機器。小規模店舗では換気設備が設計段階で確保されているビルと違い、換気における課題を多く抱えている。換気対策は主に窓や入り口から入る隙間風などに頼ることが多く、十分な換気や空気の循環ができているのか把握しにくいことや「夏場は電気代や湿度が高くなる」、「冬場は乾燥する」等があり、今後は感染症拡大の懸念もある。
「ベンティエール」は、給気・排気の双方のファンを搭載。給気・排気を同時にコントロールしながら行うことで、室内を素早く確実に換気できる。加えて内部に搭載したエネルギー回収装置により、一般的な換気装置に見られる空調で冷やした・暖めた熱が逃げることも防ぐ。夏場は冷たい空気が、冬場は暖かい空気が室内に残り空調負荷を抑える。更に窓換気に比べ、夏のピーク時の消費電力は約2分の1に抑える。店舗・オフィスエアコンの「スカイエア」と「ベンティエール」を組み合わせ、快適な空気・温度環境を確保る。