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住友不動産設立時から保有「京都住友ビル」をリニューアル 「京都河原町ガーデン」来春オープン

2020.10.19 11:26

 住友不動産(東京都新宿区)は、京都市四条河原町交差点にある「京都住友ビル」を商業施設に大規模リニューアルする。
 「京都住友ビル」は住友不動産が会社設立時から唯一保有し続けているビル。地上8階地下3階、敷地面積3165㎡、延床面積2万9045㎡で、竣工は1976年。同社創業の地の一つに建てられたビルであり、重要な物件として位置づけられている。四条河原町交差点のランドマークとなる建物であり、百貨店がテナントであったことから長く親しまれてきた。
 そのビルが、住友不動産が関西地区で初めて運営する大型商業施設「京都河原町ガーデン」に生まれ変わり、2021年春にオープンする。
 今回のリニューアルでは地下1階から地上6階までを全面改装。7~8階のレストラン街は引き続き営業を続ける。リニューアル後は、住友不動産が全館を直接運営する。リニューアルを前に、立地特性を生かした集客力のあるテナントの誘致を先行。キーテナントには、家電量販店などを展開するエディオン(大阪市北区)を選定した。
 コロナ過で人の流れが変わり、インターネットを介した購買行動が定着・拡大しているなか、都心部の大型店舗を取り巻く環境も大きく変化している。同社はエディオンをはじめとする誘致テナントとともに、リアルでしか味わえない「体験」「体感」を伴った消費シーンの創出と新たなライフスタイルの発信を目指す。従来と異なる魅力を付加することで、地域の活性化にも貢献する新たな施設の誕生が待たれている。




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