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三菱地所ホームの全館空調システムがグレードアップ 「新・エアロテックーUV」」登場 日機装と記者発表を開催
2020.10.26 11:00
三菱地所ホーム(東京都港区)は、医療機器メーカー大手日機装(東京都渋谷区)の開発した深紫外線LEDを搭載した「新・エアロテック-UV」の販売に伴い、記者発表を行った。
昨今の新型コロナの流行により、換気や除菌など室内空気環境の在り方が見直される昨今、ウイルス対策を強化したユニットの開発に取り組み、日機装の空間除菌消臭装置「Aeropure(エアロピュア)」の技術を採用した「新・エアロテック-UV」の製品化に至った。
「新・エアロテック―UV」は全館空調「エアロテック」に深紫外線LEDとエキスパンド校触媒フィルターで構成される「新・UVクリーンユニット」を組み込んだシステム。深紫外線LEDから照射される紫外線とエキスパンド光触媒フィルターで光触媒作用を起こし、酸化力の強い活性酸素の一種であるOHラジカルを発生させる。このOHラジカルによる高い酸化分解反応により、ダクト内を通過する空気内のウイルス・臭気・花粉やダニなどのアレル物質の除去・消臭ができるという仕組みだ。家中の空気を循環させる全館空調の特徴を生かし、室内をより清潔な空気で満たせるほか、同社の従来品と比較してユニットのメンテナンスコストを抑えられるメリットもある。これにより、24時間365日、家中隅々までクリーンな空気環境を整え、より快適で健康的に安心できる環境の整備を目指していく。
三菱地所ホームの代表取締役社長の加藤博文氏は「スモールプレイヤーだからこそできる機動力速さで時代の変化に追いついていきたい、様々な提案をしたいと考えています」と意気込みを語る。また日機装の代表取締役社長の甲斐敏彦氏は「『新エアロテック-UV』を通し、より多くの方の安心・安全な暮らしに役立てることをうれしく思います。これからは広い範囲で活用できる等に取り組んでいきたいです」と今後の展望をあらわにした。
「新・エアロテック-UV」は今月20日から受注を開始、納材は来年4月以降を目途としている。
三菱地所ホームは「新・エアロテック―UV」のほか、構造部材の「スペーストラス」、天樂マンションリフォームメニュー「STYLE―FORME(スタイルフォルメ)」を新製品として発表した。