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エレベーター内メディア「エレシネマ」で防災意識向上に 公的機関と連携しESGに貢献するコンテンツ発信を推進

2020.11.30 11:07

 Spacemotion(東京都千代田区)が、「令和2年秋の火災予防運動」において、防火に対する広報を積極的に推進したとして東京消防庁日本橋消防署より表彰を受けた。
 Spacemotionは三菱地所(東京都千代田区)と東京(東京都千代田区)の合弁会社であり、オフィスビルを中心にエレベーター内プロジェクターメディア事業「エレシネマ」を展開している。同プロダクトは、従来のディスプレイを活用したコンテンツ配信とは異なり、プロジェクターを用いてエレベーターかご内に映像を投影する。エレベーター内という日常的に利用する場所でありながら閉ざされた空間での放映により、利用者との接触率の高さ、高い視聴率が特長だ。
 Spacemotionは今年10月より東京・日本橋エリアにおいて秋の火災予防運動コンテンツを放映する連携を開始し、利用者への防火防災に関する呼びかけを積極的に行っている。今後も消防庁との連携を拡張し、日本橋エリアのみならず東京エリア全体でのコンテンツ放映を実施する予定だ。
 これまでも熱中症の注意喚起や目下の新型コロナウイルス感染症予防など、様々な面からオフィスビル利用者の安全意識に呼びかけるコンテンツの放映を行ってきたSpacemotionは、「ESG施策として導入をしたいというお問い合わせを数多くいただいている。本サービスが一層社会に貢献できるよう、公益性の観点からも連携や開発に努めていきたい」としている。




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