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東京建物 物流施設の開発を積極推進

2020.12.07 15:29

「T-LOGI久喜」満床稼働、「(仮称)T-LOGI習志野」着工など発表
 東京建物(東京都中央区)は2日、今年6月30日に竣工した同社初の物流施設「T―LOGI(ティーロジ)久喜」が、10月に満床稼働となったと発表した。併せて、次の物流施設開発事業として推進中の「(仮称)T―LOGI習志野」の新築工事に着手し、千葉県習志野市および千葉県千葉市において新たに2件の物流施設開発用地を確保したことを明らかにした。
 「T―LOGI久喜」は、地上4階建て延床面積約7万700㎡のマルチテナント型物流施設。埼玉県久喜市の久喜菖蒲工業団地内に位置し、東北自動車道「久喜」ICから約2km、首都圏中央自動車道「白岡菖蒲」ICから約3・4kmと優れたアクセス環境にあり、埼玉県下はもちろん首都圏広域から東北地方も配送エリアとすることが可能だ。近隣に住宅地が広がり雇用確保の面でも優位性を持ち、建物内には従業員の憩いの場となるラウンジも整備。恵まれた環境が評価され、竣工後3カ月で満床を達成した。
 千葉県習志野市に昨年取得した用地では、2022年2月の開業に向け「(仮称)T―LOGI習志野」の新築工事に着手。さらに千葉県習志野市と同千葉市においても「(仮称)T―LOGI習志野2.」、「(仮称)T―LOGI千葉北」の2つの事業用地を確保した。同社では他に「(仮称)T―LOGI横浜青葉」、「(仮称)T―LOGIあきる野」、「(仮称)T―LOGI綾瀬」も開発予定。同社が開発中の物流施設は5物件となった。
 物流分野においては、労働力不足や多頻度小口輸送への対応が求められている。加えて、感染防止対策や在宅勤務の増加により、物流効率化の重要性が一段と増している。同社では、強みとする用地情報取得ネットワークを活用。関東圏のみならず国内主要物流集積地を中心に、用地取得と物流施設の開発を積極的に進める構えだ。




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