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「GLP平塚Ⅰ」竣工 中央物産の専用施設に
2020.12.14 11:17
物流不動産に特化したデベロッパーの日本GLP(東京都港区)は7日、神奈川県平塚市に物流施設「GLP平塚I」を竣工したと発表した。敷地面積1万9336㎡、延床面積4万1382㎡、耐震・鉄骨造の地上4階建て。
同施設は、平塚市と厚木市の市境に位置する「ツインシティ大神地区」内に所在。東名高速道路「厚木」ICから約3・6km、新東名高速道路「厚木南」ICから約2・2kmと、広域配送に向けた物流拠点として優れた立地にある。また、2023年度に予定されている新東名高速道路の全線開通により、さらなる交通利便性の向上が見込まれている。
建物は中間流通業を営む中央物産(東京都港区)の専用施設として稼働。施設の機能面では、スロープにより1~2階への直接アクセスが可能で、十分なバース数を設けることで多様な用途に対応する。同施設内には危険物倉庫の設置や、フォークリフト充電用電源の増設を行った。
BCP対策として、非常用発電機を設置。停電時でも倉庫としてのオペレーションが18時間以上可能で、災害時にも強い施設となっている。
就労環境の面では、倉庫内の各階に超大型シーリングファン「ビッグアスファン(Big Ass Fans)」を4基ずつ、計16基を設置し快適性をアップ。また開放感のあるカフェテリアを設けることで、ゆとりある職場環境を整えた。
日本GLPは、日本の主要な都市で123棟・総延床面積約850万㎡の物流施設を運営。神奈川県下には、同施設を含め合計14棟の物流施設がある。同社は今後も増え続ける物流ニーズに対応し、新たな開発を進めていく考えだ。