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鹿島建設/竹中工務店/竹中土木/ソフトバンクグループ 四足歩行ロボット「Spot」の共同開発を開始
2020.12.14 10:59
鹿島建設(東京都港区)、竹中工務店(大阪市中央区)、竹中土木(東京都江東区)の3社は7日、ソフトバンク(東京都港区、SB)とソフトバンクロボティクス(東京都港区、SBR)の協力を得て、Boston Dynamics(米国・マサチューセッツ州、BD)製の四足歩行ロボット「Spot」の建築・土木分野での実用化に向けた共同研究を開始すると発表した。
「Spot」はBDが開発した自律歩行ロボットで、階段や傾斜地にも強く、障害物を自ら回避する機能を有するなど、日々状況が変化する建設現場での活用に適している。今後、現場の省人化に寄与する機能を搭載し、多くの建設現場での活用を目指す。実証では、遠方のスタッフと現地作業員とのコミュニケーションや、自動巡回、各所を測量して建造物が図面通りにできているかの確認といった機能を検証する。
鹿島建設、竹中工務店、竹中土木の3社は2018年6月以降、各社が個別にBD、SB、SBRと実証実験を行ってきた。しかし建設現場という複雑かつ厳しい条件下で「Spot」を利用するためにはより多様な環境で検証を行うことが必要。さらに「Spot」の効果的な利用方法の探索と機能開発にも多くの試行錯誤が予測されることから、3社共同で取り組むことがいち早く実用化するための最善策と判断した。
今後は各社が保有する知見を共有しつつ、共同研究を通して効率的な検証を推進。「Spot」に関する各種ノウハウの探究・蓄積、建設現場で役立つ機能の開発を行い、建設現場での実用化を加速させる構えだ。