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柏の葉のがん研病院内にホテル着工 入院患者の付き添いや長期通院の利便性向上
2020.12.28 14:27
三井不動産(東京都中央区)と国立がん研究センター(東京都中央区、NCC)は22日、千葉県柏市柏の葉に「国立がん研究センター東病院」の敷地内で「(仮称)柏の葉ホテル計画」の新築工事を16日より着工したと発表した。
同計画は、三井不動産が同院の土地の一部を賃借してホテルを建築するもの。竣工後は、三井不動産ホテルマネジメント(東京都中央区)が運営を担当し、開業は2022年夏を予定している。ホテルは鉄骨造地上7階建て、客室数146室を予定し、延床面積は8329㎡。用地はつくばエクスプレス線「柏の葉キャンパス」駅からバスで約6分の「国立がんセンター東病院」の敷地内に立地する。
国内有数のがん専門病院である同病院には、毎年国内外からのべ30万人弱のがん患者が来院。一定期間の通院が必要になる場合や遠隔地からの入院、通院など、来訪者の利便性を向上させるため病院と隣接する計画を決定した。
三井不動産と国立がん研究センターが共同で客室や共用エリアを設計。がん患者やその家族を支える具体的なサービス、機能等について現在検討を進めている。また、病院との連携による新たな診療モデルの創出を目指し、5GやITなどの通信環境を整備。それにより、遠隔診療やセンシングデバイス等の導入による新たなヘルスケアサービスの開発も目指していく計画だ。