週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

静岡鉄道が焼津市より整備・運営を受託「やいづテレワーク専用施設 Anchor」オープン

2020.12.28 14:14

小売ttに港町ならではの空間デザイン
 静岡鉄道(静岡市葵区)は、焼津市より「テレワーク施設整備事業」を受託し、JR「焼津」駅近隣に「やいづテレワーク専用施設 Anchor(アンカー)」を開業した。
 同施設は、働き方改革や新型コロナウイルスの感染拡大により、各企業で在宅勤務などの新しい働き方が広がっていることを受け、主に焼津市外に通勤する人のテレワークを推進するために法人向けテレワーク専用施設として整備したもの。
 JR「焼津」駅から徒歩2分の好立地で、全国有数の水揚げを誇る漁港・焼津に相応しい港町をイメージしたデザイン。開放感・清潔感のある白を基調に木目調の優しい雰囲気をプラスし、利用者にとって居心地の良い空間を演出した。
 設備としては全席に電源・ネット環境を整備。プライバシーに配慮した個別のブースや、電話やオンライン会議のニーズに対応した個室も設置。食事や談笑の場となるカウンター席やコミュニケーションボードを設置し、異業種交流の機会を創出する。
 スマートロックを採用し非対面での施設の開錠利用を可能とし、非接触体温計、アルコール噴霧器、アクリルパネル、空気清浄機も設置した。またバイオ除菌で浮遊菌等を除去できる換気システムや、施設内の壁紙にウイルス対策を施したクロスも使用。ワークブースに間仕切りを設置し、ディスタンスを確保した。
 施設名称の「Anchor(アンカー)」は「錨」や「支える」という意味を持っている。港に停泊する船が海底に錨を下すように、港町・焼津を新しいビジネスの拠点としてほしいという思いや、新しい働き方をサポートしたいという思いが込められている。




週刊不動産経営編集部  YouTube