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「鉄鋼ビル」が全電力を再エネ由来に大規模複合ビルでは国内初 エネオスを電気需給を契約
2020.12.28 14:09
鉄鋼ビルディング(東京都千代田区)は22日、同社が運営管理する「鉄鋼ビルディング」で使用する全電力を再生可能エネルギー由来とする電気需給契約をENEOS(東京都千代田区)と締結した。これにより、同ビルは日本初の「再生可能エネルギー由来電力100%導入」の大規模複合ビルとなる。CO2削減量は年間約8000tの見込み。契約の発効は2021年1月1日。
ENEOSから供給を受ける電力はCO2排出係数ゼロの電力で、入居者は省エネ法でのCO2排出量算定に加え、RE100などの国際イニシアチブにおける再エネ比率の進捗報告時にも反映できる。
今回の取り組みは、鉄鋼ビルディングの経営理念である「多様化する社会において、人が活躍する場所の環境価値を創造し、社会に貢献する」という考えに基づき、地域社会などのステークホルダーにより良い環境を提供し、持続可能な社会の実現を目指す事業推進の一助となる事を目的としている。