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住友不動産 DBJグリーンビル認証物件がオフィスビル分野で最多に

2020.12.28 14:05

 住友不動産(東京都新宿区)は、保有する都内のオフィスビル25棟について、日本政策投資銀行(東京都千代田区、以下DBJ)による「DBJ Green Building 認証」を取得したと発表した。住友不動産が保有するビルとしては昨年に認証取得済した「六本木グランドタワー」を加え、全26棟、延床面積約77万坪となり、DBJグリーンビル認証のオフィスビル分野において、延床面積が最多となった。
 同社保有で認証を新規取得した物件で評価ランク5つ星を取得した物件は「住友不動産 新宿グランドタワー」など計5棟。「国内トップクラスの卓越した『環境・社会への配慮』がなされた建物」として認証を付与された。
 同認証を新規取得した物件で評価ランク4つ星を取得した物件は「住友不動産 六本木グランドタワー」など計17棟。「極めて優れた『環境・社会への配慮』がなされた建物」として 認証を付与された。
 同認証を新規取得した物件で評価ランク3つ星を取得した物件は「住友不動産 飯田橋ファーストビル」等計3棟。「非常に優れた『環境・社会への配慮』がなされた建物」として認証を付与された。
 DBJグリーンビル認証は、不動産の「経済性」に留まらない「環境・社会への配慮」における性能・取り組みを評価する制度とされている。環境のみならず、防災性能や地域共生など、「社会的意義」の観点から、建物の「長期的な価値の高さ」を認定する仕組みである点が、SDGsやESGを重視する現在の市場にまさに符合するとして注目されている。




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