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「元岡地区研究開発次世代拠点形成事業」始動
2021.01.06 13:36
ダイハツ九州保有の遊休地に研究開発拠点を核とした複合施設を整備
ダイハツ九州(大分県中津市)と福岡市が保有する用地を開発する「元岡地区研究開発次世代拠点形成事業」が本格始動する。大和ハウス工業(大阪市北区)と西部ガス都市開発(福岡市博多区)、九州TSUTAYA(福岡市早良区)、正晃(福岡市早良区)、大和情報サービス(東京都千代田区)は11月20日、福岡市から同事業の事業予定者に選定され、12月25日に用地を保有する福岡市およびダイハツ九州と基本協定書を締結した。
同事業は、福岡市が九州大学と連携して次世代の研究開発拠点の形成を進めるため、ダイハツ九州と福岡市が所有する土地を活用する事業。大和ハウス工業と西部ガス都市開発が事業主体者として土地を購入し、「知と感性と創造を育む『結び目』となる拠点」をコンセプトに、敷地面積約3・1万㎡、延床面積2万4719㎡の研究開発施設を主体とした複合施設を開発する。施設はレンタルオフィスやレンタルラボ、物販店舗、アウトドアショップ、飲食店、住居などで構成される。第1期の開業は2022年10月を予定している。
物販店舗には西部ガス都市開発と九州TSUTAYAが運営する蔦屋書店などが出店し、交流拠点としてコミュニティ形成を図るイベントを開催する。また正晃が研究開発棟で実験機器の共有や研究資材の共同購入などの持続的研究活動推進に向けたサービスの企画立案を行い、大和情報サービスが施設全体の維持・管理、地域の情報発信等を行う。