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伊藤忠都市開発 箕面市に2棟目の物流施設開発へ

2021.01.12 11:55

 伊藤忠都市開発(東京都港区)は12月24日、伊藤忠商事(東京都港区)および山陽電気鉄道(神戸市長田区)と共同で、大阪府箕面市にマルチテナント型物流施設を開発すると発表した。
 「(仮称)アイミッションズパーク箕面」は敷地面積2万166㎡、延床面積4万1520㎡、地上4階の鉄骨造で、1階および2階にトラックバースを設けるスロープ型を予定している。2021年12月の着工、2023年2月の竣工に向け、開発事業の推進とテナント募集を行っていくという。
 新名神高速道路「箕面とどろみIC」から約1・5kmの「北部大阪都市計画事業水と緑の健康都市特定土地区画整理事業」エリア内に立地しており、2023年度に予定されている新名神高速道路の全面開通により、さらなる交通アクセスの利便性向上が期待されている。また背後には住宅増加が見込まれる大規模ニュータウンが広がっており、雇用確保においても有望な立地といえる。
 昨今大阪内陸エリアでは物流施設の需給が逼迫しており用地が枯渇しつつある。また新名神高速道路などの新たな道路整備によって、物流施設立地は大阪都市圏の外延へと広がっている。伊藤忠都市開発では今回の開発地が所在する土地区画整理事業地内で「(仮称)箕面森町物流施設」を開発中で、今回の開発は同一エリアにおける2棟目の新たなマルチテナント型物流施設となる。
 伊藤忠都市開発では今後も伊藤忠グループの豊富な顧客リレーションなどの強みを発揮し、物流インフラを発展させることで豊かな社会づくりに寄与していくとしている。




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