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「ヨドバシ仙台第1ビル」計画始動 地上12階の大規模複合商業施設に
2021.02.01 11:04
ヨドバシカメラなどを傘下に持つヨドバシホールディングス(東京都新宿区)は、「仙台」駅東口で「ヨドバシ仙台第1ビル開発計画」の建設に着手する。
同計画は敷地面積1万5430㎡、延床面積約7万6500㎡、S造、地上12階地下1階の建物を建設し、百貨店、駐車場、一部オフィスなどの複合商業施設とするもの。
設計・施工については鹿島建設(東京都港区)に決定。今後は行政及び関係先との協議を進め準備工事に着手し、新築工事をスタートさせ2023年春の竣工に向けて計画を進める。
ヨドバシホールディングスは2012年3月、今回建設する「第1ビル」の隣接地に1期工事として「ヨドバシ仙台第2ビル」を建設。敷地面積3706㎡、延床面積3万5402㎡、地上8階地下1階で、「第1ビル」が竣工するまで1~3階をヨドバシカメラの店舗として暫定利用する前提で設計されており、現在「ヨドバシカメラ マルチメディア仙台店」として営業中。上階は賃貸オフィスとなっているが、「第1ビル」竣工後の動向は明らかになっていない。
同社は「第2ビル」開業以降、次期計画の開発構想を継続して検討してきたが、地域のさらなる発展と活性化に寄与すべく開発を進めるタイミングであると判断し、事業を決定した。
仙台市は2019年7月に都心再構築プロジェクトを始動し、2020年9月に同件計画地が特定都市再生緊急整備地域として国の指定を受けた地域となるなど、都市開発の機運醸成が図られてきている。