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三菱地所 福岡市内初のオフィスビル「博多深見パークビルディング」竣工
2021.02.08 12:03
三菱地所(東京都千代田区)と深見興産(福岡市博多区)が福岡市博多区で開発を進めてきた「(仮称)博多駅前4丁目計画」が今月3日に竣工し、ビル名称を「博多深見パークビルディング」に決定した。三菱地所が福岡市内で初めて手掛けたオフィスビル開発となる。
「博多深見パークビルディング」が位置する「博多」駅前エリアは福岡市内からのアクセスに優れるほか、福岡空港、JR「博多」駅、博多バスターミナル、バスステーション博多をスムーズに利用できるため、福岡県外からのアクセスにも優れたオフィスエリア。JR「博多」駅を中心に商業機能が集積されており、就業者にとっての利便性も高い。
建物は敷地面積1504㎡、延床面積1万2594㎡、鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造、地上13階地下1階。1~2階の商業ゾーンは、4月頃より飲食店舗が順次オープン予定。福岡六本松で大人気のベーカリー「amamdacotan」をはじめとした多種多様な業態が備わる空間となる。
3~13階のオフィス基準階は、有効面積約217坪、天井高2・8m、奥行11~14mの広々とした作りとなっているほか、柱を窓側に寄せることで執務スペースの無柱化を実現し、レイアウト効率に優れた開放的な設計とした。オフィスフロアは最大6分割でき、約30坪から賃貸可能。ベンチャー企業も含め様々なテナントからの多様なニーズに対応する。すでにヤフー(東京都千代田区)など様々な業種のテナントの入居が決定している。
外構部では「博多」駅につながる屋根付きデッキを延伸。2階部分でバスステーション博多などと接続し、駅からのスムーズな歩行者ネットワークを形成。広場も設け、開放的な憩い空間を提供する。また就業者向けのスペースとして屋上テラスを整備。「3密」の回避を実現したリフレッシュスペースを提供する。