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清水建設/富国生命/清水総合開発 名古屋市でオフィスビルを共同開発
2021.02.08 12:02
清水建設(東京都中央区)、富国生命保険(東京都千代田区)、清水総合開発(東京都中央区)は1日、共同で名古屋市中区丸の内一丁目の「名古屋フコク生命ビル」および清水建設グループ所有の駐車場跡地に、延床面積約4万6000㎡の大規模賃貸オフィスビルの開発に着手すると発表した。
計画地では現在、富国生命が「名古屋フコク生命ビル」の解体工事を進めている。新築工事は清水建設の設計施工により2021年10月に着手。竣工は富国生命の創業100周年度に当たる2024年1月を予定している。
同計画の開発コンセプトは、「多様な働き方に応えるオフィス」。AI、IoT技術の導入によりニューノーマル時代の働き方を見据えたオフィス空間を創出するとともに、次世代型オフィスビルの機軸となる環境認証「ZEB Ready」以上の環境性能を実現。基礎免震構造の採用によるBCP対応や、非接触技術、高機能換気システムの導入による感染症対策にも注力し、地上16階建ての名古屋を代表する先進オフィスビルを具現化する。
計画地は、名古屋市の主要幹線道路である「桜通り」に面した3方角地。市営地下鉄桜通線、鶴舞線「丸の内」駅、東山線「伏見」駅等の3駅3路線が利用できるなど、交通の便にも恵まれている。基準階専有部の面積は、名古屋市内で最大級となる約2350㎡を予定。レイアウトや用途の変更にもフレキシブルに対応できる無柱空間とする。その他、大小様々な共用会議室やコワーキングスペースも提供。多様化する働き方に対応する計画だ。