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流山おおたかの森に新商業施設「フラップス」3月オープン
2021.02.22 11:06
東神開発(東京都世田谷区)は、つくばエクスプレス・東武アーバンパークライン「流山おおたかの森」駅前に開発する「流山おおたかの森S・C FLAPS(フラップス)」の開業日を3月31日に決定した。
同社は2004年から行政等の「街づくりパートナー」として同駅周辺を開発しており、今後は同施設を皮切りに、2022年夏までに3つの施設を開発する予定。今秋には「NAGAREYAMAおおたかの森GARDENS アゼリアテラス」が、2022年夏には「流山おおたかの森S・C ANNEX2」が開業する。
「フラップス」は敷地面積2900㎡、延床面積約1万1300㎡、地上6階の複合施設。物販店舗を核に、同社が運営するシェアオフィスや子供向けの遊び場などの機能を拡充し、街の魅力を一層高め、地域活性につなげるとしている。既存の「流山おおたかの森S・C」、「流山おおたかの森S・C ANNEX1」、「こかげテラス」と合わせて、南口都市広場を中心とした駅周辺エリア発展のシンボルとなるような施設を目指す。
店舗テナントには、周辺エリアに多い30~40歳代の子育てファミリー層をターゲットとした関東初出店のライフスタイルショップ「綱具屋」や、千葉発でSC初出店のネイルサロン「Sensi Studio」、南流山で人気の食パン専門店「麥乃」など個性豊かな店舗が登場。大人が楽しめる生活雑貨などを展開する「CAL」が千葉県に初出店する。
施設デザインは、駅広場に向かってひな壇状の広々とした気持ちの良いテラスが屋上までつながり、今までなかった街のアクティビティを立体的に体感できる新たな場所を提供するような設計とした。また施設で使用される電力は、再生可能エネルギー由来の電力を100%使用する。
流山市と共同で改修を進めている南口都市広場には、緑化に加え、イベントが実施できるステージを新設するなど、地域との共生を一層高め、地域活性化につながる新たな賑わいを創造。開業後には、マルシェやワークショップなども開催予定。
1階南口エリアには、イベントスペースが南口都市広場と一体となるように配置される。同スペースは誰でも気軽に利用でき、音楽イベントや展示会を行う場所として提供するほか、「おおたかの森S・Cママズカフェ(仮称)」と称したコミュニティを発足。同施設のコアターゲットである30~40歳代の子育て世代向けに月1~2回程度、ファッション・食・子育てなどに関するワンデー講座を予定し、流山流ライフスタイルを提案する。