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フットペダル式の消毒液用ディスペンサー 小売店・スーパー等で設置増加
2021.03.01 11:30
スーパーマーケット等の商業店舗向けにショッピングカート等の様々な商品を販売するスーパーメイト(岐阜県羽島郡笠松町)は、昨年7月からフットペダル式の消毒液用ディスペンサーを販売している。耐久性や使いやすさから売上は上々だ。
同社のディスペンサーは、耐久性の高い足踏み式のステンレス製ディスペンサー。足元のペダルを踏むことで、消毒液のポンプヘッドを押す仕組みとなっており、不特定多数が触れるポンプヘッドを触ることなく手指の除菌ができる。市販のボトルであれば、台座の高さやノズルのズレ等は微調整しながら合わせることができる。重さは7・4kgで、アジャスター付き。床にビスなどで固定する必要はなく、その場にしっかりと設置できる。ディスペンサーの販売は昨年7月からだが、フィードバックを重ねて今年から改良タイプを新たに販売開始。小売店、特に大型スーパーマーケットなどで設置が進んでいる。
開発部 セールスプロモーション室長の山田誠氏は「使いやすさにも優れたディスペンサーで、今回は消毒液の飛散や垂れ防止用のプレートを設置しました。床を汚さない工夫でありながら、下が見えるようにプレートは透明なプラスチックを採用しました。また従前の消毒液用ディスペンサーであると、子供が利用すると顔に消毒液が掛かることも少なくなかったと聞いております。ディスペンサーの全高を低くすることで顔に掛かることを防ぐ改良を施したのが特長です。フットペダルのバネが悪くなった場合でも、バネを交換することが可能なので、長くお使い頂けます」と語った。
昨今は服飾店や電気店等にも広まっており、ドア前やエレベーター前の設置が多い。消毒液の案内も兼ねたポップも取り付け可能なため、分かりやすさもアピールできる。