週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

「東五反田二丁目第3地区第一種市街地再開発事業」東急不動産が参加組合員予定者に

2021.03.01 11:26

 東急不動産(東京都渋谷区)が東京都品川区で事業検討中の「東五反田二丁目第3地区第一種市街地再開発事業」に参画する。同事業の再開発準備組合が行った組合員募集に事業企画を提案し、2月4日付で同事業の参加組合員予定者に選定された。
 同事業の地区面積は約1・6ha。竣工は未定。開発地をA~Cの3地区に分け、A地区は敷地面積約9200㎡、延床面積約7万㎡、地上約20階の事務所・店舗用途のビル。B地区には敷地面積約4500㎡、延床面積約4万1000㎡、地上約40階の住宅・保育所。C地区には1500㎡の公園を開発する予定。
 再開発事業が計画されている「東五反田二丁目第3地区」は「大崎」駅と「五反田」駅の間に位置し、周辺では段階的な開発によって公園等のオープンスペースや道路整備が進められてきた。地区の南側は目黒川に面し、周辺には品川区立日野学園、品川区立総合体育館や市街地再開発事業で整備された高層マンション等が立地している。
 地区内に存在する30棟の建物のうち、約6割で築35年以上が経過している。また歩道が無い箇所や狭い道路もあり、安全・防災面での課題もあった。東急不動産ではこうした課題を解決し、地域のシンボルである目黒川に面する環境を生かしたまちづくりを推進するため土地の合理的かつ健全な高度利用を行い、耐震性に優れた建築物の整備、道路・歩行者空間の整備及び公園や広場等の整備による目黒川の親水空間の形成を図ることを目指すとしている。




週刊不動産経営編集部  YouTube