週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

住友商事 11棟目の消費地接近型物流施設「SOSiLA板橋」稼働開始

2021.03.08 13:58

 住友商事(東京都千代田区)は今月1日、消費地近接型物流施設「SOSiLA(ソシラ)」シリーズとして初めて東京23区内で開発した「SOSiLA板橋」の稼働を開始した。これにより、城北エリア(文京区、豊島区、北区、荒川区、板橋区、足立区)への多頻度配送を実現する。
 同社は「人と社会を繋ぐ物流施設」をテーマに、消費地に近接したラストワンマイル対応の物流施設「SOSiLA」シリーズの開発を推進中。11棟目となる「SOSiLA板橋」は敷地面積7126㎡、延床面積1万5264㎡、鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)の地上4階。BCP対応としては、浸水に備えキュービクルを地上5mに設置。躯体は耐震性に優れたFIRSTブレースで補強した。立地は都営三田線とJR埼京線の2路線から徒歩圏内で、働き手にとっても魅力となっている。
 今後の同シリーズでは、2020年10月に着工した「(仮称)SOSiLA八潮」(埼玉県八潮市)が2022年4月の稼働開始を予定。首都高速道路三郷線と東京外環自動車道が交わる地点に立地する、広域配送や都心配送に適した物流施設となる。また「(仮称)SOSiLA中央林間」(神奈川県大和市)は同シリーズ最大規模の物流施設で、今年4月に着工し2022年夏頃に竣工する。さらに、千葉県柏市では「(仮称)SOSiLA柏」向けの開発用地を2020年3月に確保している。常磐自動車道柏IC至近かつ国道16号沿いという希少な物流適地を活かした物流施設を開発する予定。




週刊不動産経営編集部  YouTube