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JR九州 「長崎」駅再開発を着工

2021.03.22 14:59

 九州旅客鉄道(福岡市博多区、JR九州)は「長崎」駅周辺の新しいまちづくりを進めるべく再開発を進めているが、今般「長崎」駅の着工を迎えた。また駅周辺のまちづくりの拠点となる「新長崎駅ビル」の計画の一部が見直された。新幹線開業との相乗効果を高めるべく、駅ビルの開業時期を2023年秋に繰り上げるほか、JR九州グループが取り組みを進める環境負荷の軽減、新型コロナウィルス等の感染症対策、次世代のAI・ICTの導入などにも取り組む。
 今般着工したのは、「長崎」駅開発の第1弾としてにぎわいと交流の新たな拠点となる駅高架下の店舗。今月16日に起工式を執り行った。「長崎」駅改札口の正面に位置し、延床面積約4400㎡、営業面積約2200㎡、鉄骨造一部鉄筋コンクリート造、店舗数は50店舗を予定。長崎らしい美しい都市景観づくりに取り組むとともに、地元を代表する土産や食品などの物販、ご当地グルメをはじめとした飲食店を導入する。2022年春の開業を目指す。
 「新長崎駅ビル」は延床面積10万2000㎡、地上13階の複合ビルで、1~4階、と5階の一部に約4万1000㎡の商業施設、7~13階には客室数約200室のホテル、5~6階に約9000㎡のオフィスを配置。収容台数約900台の駐車場も設置する。




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