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三菱地所 米でデータセンター開発に参入 子会社の私募ファンドに出資

2021.05.17 11:27

 三菱地所(東京都千代田区)と東京センチュリー(東京都千代田区)が、米国でのデータセンター開発事業に参入する。
 三菱地所が2015年1月に買収した、米国での投資マネジメント事業を展開するTAリアルティ(米国、TA社)が、米国バージニア州北部のラウドン郡で計画しているデータセンターキャンパス開発事業について私募ファンドを組成し、三菱地所と東京センチュリーが出資する。米国におけるデータセンター開発への参画は、三菱地所グループ、東京センチュリーとも初めての取り組み。
 TA社は、想定総事業費約18億ドルで全7棟、総建物面積約14万㎡、合計300MWのデータセンターキャンパスを開発。三菱地所と東京センチュリーが出資するのはそのうち第一期の2棟(約5万1000㎡、施設電力合計100MW)。
 バージニア州北部は、ワシントンDCとの近接性などによるインターネット接続環境の良さ、地震・洪水等の自然災害の少なさ、電力コストの安さなどから、世界最大のデータセンター市場となっている。




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