週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

JR東の「STATION WORK」「We Work」との連携をスタート

2021.05.17 11:11

　東日本旅客鉄道（東京都渋谷区、ＪＲ東日本）のシェアオフィス事業「ＳＴＡＴＩＯＮ　ＷＯＲＫ」が、ＷｅＷｏｒｋ　Ｊａｐａｎ（東京都港区）が運営するフレキシブルオフィス「ＷｅＷｏｒｋ」との連携を２７日から開始する。「ＷｅＷｏｒｋ」がシェアオフィスを運営する事業会社と連携するのは初。
　「ＷｅＷｏｒｋ」は２０１０年にニューヨークで創業され、現在世界３８カ国、１５１都市８５９拠点以上でフレキシブルオフィスを展開している。ＷｅＷｏｒｋ　Ｊａｐａｎは２０１８年２月に国内初となる拠点を東京で開設。以降、柔軟なオフィスソリューションを提供し、ベンチャー企業から大企業までの多種多様なメンバーからなるコミュニティを形成している。
　一方の「ＳＴＡＴＩＯＮ　ＷＯＲＫ」は試験営業を経て２０１９年７月に本格開業。「ＷｅＷｏｒｋ」の施設が加わることで、日本全国約１８０カ所のネットワークとなる。
　今回の提携により、「ＳＴＡＴＩＯＮ　ＷＯＲＫ」の会員は「ＷｅＷｏｒｋ」の共用ラウンジエリアやフリードリンクサービスを利用できるようになる。提携の第一段階として、「渋谷スクランブルスクエア」や「オーシャンゲートみなとみらい」など関東エリア５拠点と、「なんばスカイオ」など関西エリア２拠点の７拠点でスタート。今夏には関東エリア２０拠点、東北エリア１拠点、東海エリア１拠点、関西エリア２拠点、九州エリア２拠点の２６拠点を追加し、計３３拠点まで拡大する計画だ。