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三井不動産とパナソニックが実証実験 「日本橋室町三井タワー」の買い物は顔パスで

2021.05.31 11:07

 三井不動産(東京都中央区)とパナソニック システムソリューションズ ジャパン(東京都中央区、パナソニック)は5月25日、「日本橋室町三井タワー」において、三井不動産の社員を対象とした顔認証による「複合機の個人認証(3月19日~6月末まで)」と「無人セルフレジ決済(3月19日~5月末まで)」の実証実験を実施していることを明らかにした。
 2社はウィズコロナ・ポストコロナ時代のオフィスビルの実現に向け、顔認証技術を活用したオフィスビル内でのDXを推進している。今回の実証実験もその一環で、非接触やカードレスの利便性が働き方に与える影響を検証するとともに、顔認証技術を活用した新サービスについても検討している。
 三井不動産は、オフィスワーカーの利便性・生産性、施設セキュリティ、管理運営の付加価値向上などを目的としたICT技術の活用を推進している。顔認証技術の活用については、2020年4月より「日本橋室町三井タワー」で顔認証入退セキュリティ&オフィス可視化システム「KPAS」を本格運用しており、今回の実証実験は同システムの活用範囲を「複合機の個人認証」と「無人セルフレジ決済」へ拡大したかたちだ。さらに2022年8月末竣工予定の「東京ミッドタウン八重洲」では、顔認証をはじめとする最先端技術の導入により首都圏の大規模オフィス初となる「完全タッチレスオフィス」を実現する計画だ。
 一方、パナソニックは、顧客の課題に対する現場対応効率化をサポートする事業として2020年7月から「現場センシングソリューション」事業を推進。三井不動産の最先端オフィス創出の構想に対応し、タッチレスオフィスの実現に向けて、世界最高水準の顔認証技術を含む様々なセンシング技術を提案している。
 両社は今後もオフィスビル内でのDXをさらに推進しながら、安心安全かつ利便性の高いオフィス空間の実現を目指していく考えだ。




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