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三井不動産が米ダラスに初進出 複合開発事業「メープルテラス」着工

2021.06.21 13:50

 三井不動産(東京都中央区)は、米国子会社の三井不動産アメリカ(アメリカ・ニューヨーク)を通じ、テキサス州ダラス市で複合開発事業「メープルテラス」を着工した。テキサス州における三井不動産初の事業。
 同物件は敷地面積1万3600㎡、延床面積10万1000㎡、賃貸住宅棟、オフィス棟、商業店舗から構成される。立地するダラス市アップタウンエリアは、賃貸住宅やオフィスだけでなく、高級コンドミニアムやホテルなども数多く存在する、近年人気が高まっているエリア。多くの飲食店や商業施設が集積し、快適な住環境を備えた立地となっている。
 賃貸住宅棟は賃貸面積3万8900㎡、鉄骨鉄筋コンクリート造、地下3階地上21階、総戸数345戸。オフィス棟は賃貸面積1万3200㎡鉄筋コンクリート造・鉄骨造、地下3階地上9階。商業店舗は賃貸面積約1100㎡、鉄骨造、地上1階。
 賃貸住宅棟と商業店舗を新築する一方で、オフィス棟は、特徴的な外観から地元で有名な歴史的建造物(1925年竣工)である賃貸住宅のファサードと構造の一部を残し、用途転換を伴うコンバージョンによる増築で整備する。全体の竣工は2023年を予定している。




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