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日本GLP 茨木市に延床32万㎡の複数棟型物流施設 商業施設併設・投資層額は675億円
2021.06.21 13:45
日本GLP(東京都港区)は14日、大阪府茨木市に延床面積約32万㎡の複数棟大型物流施設「GLP ALFALINK 茨木」を開発すると発表した。「GLP ALFALINK 相模原」、「GLP ALFALINK 流山」に続く「ALFALINK」シリーズ第3弾となり、関西では初の展開となる。投資総額は約675億円で、敷地内には商業施設が併設される予定だ。
計画では「南目垣・東野々宮地区」の土地区画整理事業の敷地内に3棟の物流施設を建設する。名神高速道路、近畿自動車道、中国自動車道の結節点となる「吹田JCT」から約6・2km。府道14号に面し、物流拠点として優れた立地となっている。近隣にはトラックターミナル、卸売市場、鉄道貨物ターミナルなどの物流関連施設があり、物流拠点としてのポテンシャルが高い。人口密集地である北摂エリアに立地しており、雇用確保の面でも優位性を併せ持つ。
敷地内に商業施設を併設するという特色を生かし、コミュニティやビジネス機会が創出されるまちづくりを推進。「ALFALINK」シリーズのコンセプトの一つである「Open Hub」の取り組みとして、公園やランニングコースなどの共用スペースも整備する。出店予定の商業施設と連携し、働く人や地域住民、買い物に訪れた人々にとって魅力的なまちづくりを行う計画だ。
開発資金は、海外の政府系投資機関や年金基金からの出資で2018年12月に設立した物流不動産開発ファンド「GLPジャパン・ディベロップメント・パートナーズ3.」から調達する。2023年1月より順次着工し、2025年7月に全棟竣工を予定している。