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福岡市青果市場跡地に 九州初進出「三井ショッピングパーク ららぽーと福岡」開発へ

2021.07.19 11:51

 三井不動産(東京都中央区)、九州電力(福岡市中央区)、西日本鉄道(福岡市博多区)は、福岡市博多区の青果市場跡地に「三井ショッピングパーク ららぽーと福岡」を開発する。三井不動産が国内外で展開する商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーと」は今回が九州初進出。開業は2022年春を予定している。
 施設は敷地面積8万6600㎡、延床面積20万6400㎡、鉄骨造地上5階地下1階の店舗棟、鉄骨造地上7階の立体駐車場棟2棟などからなる商業施設。前述の3社で設立した特定目的会社が青果市場跡地を取得し事業を推進している。また、こどもの職業・社会体験施設「キッザニア」と、日本最大級の木育・多世代交流施設「おもちゃ美術館」も同施設とともに九州初進出を果たす。
 幹線道路の筑紫通りに接するとともに、施設内にはバスターミナルを新設予定。JR鹿児島本線「竹下」駅から徒歩9分の立地で、公共交通機関の交通利便性に優れている。また、国内外からの広域交通拠点である福岡空港、「博多」駅と近接するだけでなく、各方面からの新設バス路線も計画中で、さらなるアクセスの充実を図っていく。
 多様な人々が集い出会う多彩な「パーク(広場)」をはじめとして、コミュニティの拠点となる活気あふれる空間を施設全体に創出し、福岡市における新たな拠点として、魅力的なまちづくりに貢献していく。




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