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「GLP北本」満床で竣工 北本市と災害協定も締結 倉庫内で支援物資を保管へ
2021.07.26 14:39
日本GLP(東京都港区)は21日、埼玉県北本市で敷地面積2万5054㎡、延床面積5万4478㎡、耐震鉄骨造、地上4階の物流施設「GLP北本」を竣工させた。
入居企業は工作機械・工具、住宅設備・家庭機器等の専門商社である山善(大阪市西区)、ホームセンター事業を展開するカインズ(埼玉県本庄市)、総合物流企業の日本ロジステック(東京都千代田区)のサブリース先であるアドビュート(埼玉県北本市)が決定しており、満床で竣工を迎えた。
また、同日に北本市と「災害時における支援物資の集積・輸送拠点等に関する協定」を締結。非常用発電機によるバックアップ電源の確保など様々なBCP機能を有する同施設の倉庫スペースを緊急支援物資の一時保管施設として提供し、緊急時の迅速な体制の構築をサポートする。
同施設は都心から約40km圏内にあり、圏央道「桶川加納」ICから約2・7km、「桶川北本」ICから約4・9km。東北自動車道、関越自動車道双方へのアクセスに優れ、国道17号線まで約1kmの恵まれた立地となっている。また、JR高崎線「北本」駅から2・9km、「桶川」駅から2・3kmに位置し、住宅エリアからも至近なことから雇用確保の点でも有利な環境にある。
入居企業各社からは、物流拠点としての優れた立地、納品リードタイムの短縮が実現できること、配送および保管の両面において活用できる仕様、省エネ効果が期待できる人感センサー付き照明の設置、同社の技術・管理の実績などが評価された。