週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
サンケイビル 1フロア100坪級の新オフィスブランド「S-GATE FIT」が始動
2021.08.03 11:17
サンケイビル(東京都千代田区)は、オフィス変革期の幅広い要望に応えるオフィスブランドとして、新たに「S-GATE FIT(エスゲート フィット)」を立ち上げ、第一弾である「S-GATE FIT 八丁堀」など3棟の開発を発表した。
「S-GATE FIT」は、1フロアの事務所面積を100坪前後として開発する新オフィスブランド。同社ではこれまで中規模オフィスブランドとして「S-GATE」シリーズを2015年から展開。「『ひと』をオフィスの真ん中へ。」をコンセプトに、計7棟を開発してきた。
新ブランドの名称には「基本品質は『S-GATE』シリーズの安心感を承継し、エリアに『FIT』する適正なサイズ感で、時代や個別の特徴的な希望に応える柔軟性を備えたオフィスへ進化する」という想いを込めた。働き方の多様化、感染症対策やデジタルトランスフォーメーションなどオフィスの変革期に幅広い要望に応えるべく、1フロア1テナントを基準とし、ニーズに合致するサイズ感といった意味を持たせた。
第1弾となる「SGATE FIT 八丁堀」は2022年2月末の竣工を予定。敷地面積336㎡、延床面積2171㎡、基準階面積224㎡、鉄骨造地上9階。エントランスにはニュース、天気予報などの情報を配信するデジタルサイネージを設置。感染症対策として、オフィス内の空気を1時間に2回入れ替える機械換気システム、エレベーター操作の非接触化等を備える。「S-GATE」シリーズの「Human centricな心配りと快適性」を継承し、執務室には木製のブラインドを標準装備させ、自然素材の温もりを感じられる空間にするとともに、緑を取り入れたテラスを屋上に設けている。
第2弾の「(仮称)S-GATE FIT 八丁堀2.」の開発も決定。敷地面積306㎡、延床面積2100㎡、鉄骨造、地上9階で、オフィスと店舗が入る予定。2022年9月の竣工を目指す。
さらに第3弾として「(仮称)S-GATE FIT 日本橋馬喰町」も開発する。敷地面積609㎡、延床面積4850㎡、鉄骨造11階のオフィスと店舗が入るビルで、2023年5月の竣工を予定している。