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ボルテックスの商業ビル「GIRAC GINZA」竣工
2021.08.10 11:44
ボルテックス(東京都千代田区)は7月30日、商業ビル「GIRAC GINZA(ジラク ギンザ)」を竣工させた。
建物は敷地面積474㎡、鉄骨造・鉄筋コンクリート造、地上11階地下1階、延床面積4476㎡、賃貸面積3724㎡で、22の店舗区画を持つ。名称の 「GIRAC(時楽)」には、「ゆったりとした心地良い時間が楽しめる特別な場所」という想いを込めた。
同社は新たな開発手法として、昨年2月に中国の不動産デベロッパーである旭輝集団(CIFI Group)と共同出資でSPC(特定目的会社)を組成し、銀座6丁目に開発用地を取得してプロジェクトを進めてきた。
同ビルは、最寄りの東京メトロ日比谷線・都営浅草線「東銀座」駅から徒歩3分。昭和通りを少し入った多くの飲食店やオフィスビルが立ち並ぶエリアの角地に位置している。外壁は市松模様が特徴的で、1階と2階にガラスを多用し前面道路からの視認性を高めた。
内部はエレベーターホール横の壁面パネルに和柄の模様をランダムに配置するなど、随所に「伝統」と「モダン」を感じさせるデザインを取り入れた。各フロアは整形の間取りのスケルトンで、入居するテナントが内装や什器を自由にレイアウトできる。
今後は契約締結済みのテナントにフロアの引き渡しを開始し、10月初旬より順次オープンする予定だ。