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「LOGIFRONT尼崎Ⅲ」着工
2021.08.30 14:40
日鉄興和不動産(東京都港区)は兵庫県尼崎市において、同社物流「LOGIFRONT」シリーズの近畿圏第4弾、尼崎市内4棟目の物件となる「LOGIFRONT尼崎3.」を着工した。竣工は2023年1月末を予定している。
同施設の計画地は大阪市中心街から10km圏内に位置し、阪神高速道路湾岸線「尼崎東海岸」ICから約1km、「中島」ICから約4km、阪神高速道路神戸線「尼崎東」IC並びに「尼崎西」ICから約5kmに立地する。関西圏全体を網羅する広域配送の物流拠点として計画している。
建物はトナミ運輸(富山県高岡市)の専用物流拠点となる予定で、同社と共に着工前から協議を重ね、施設計画を構想してきた。計画では、敷地面積2万3382㎡、延床面積4万9066㎡、S造(一部SRC造)・6階スロープ型の物流施設となる予定。1階をSRC構造にすることで南北の両面バースや防火区画の全面シャッター対応を可能とし、物流効率化が図れる施設としている。
また、BCP対策として、津波・高潮を想定した受変電設備の嵩上設置の対策を、環境への取り組みとして全館LED照明の採用に加え、年間発電量約1670kWhの自家消費型太陽光発電システムの導入によって施設電力使用量の一部を再生可能エネルギーで賄い、施設の脱炭素化を促進していく。