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三菱地所/ほか 大学発先端テクノロジーを活用した様々な実証実験を始動
2021.09.13 12:23
ピクシーダストテクノロジーズ(東京都千代田区、以下「PxDT」)、三菱地所(東京都千代田区)、Tokyo Marunouchi Innovation Platform(以下「TMIP」)は、PxDTの持つ大学発・先端テクノロジーによりまちの課題を解決し、デジタルによる多様性のあるまちづくりを推進していくことを目的に、今後複数の共同実証実験を展開する。
第一弾として今月17日以降、「字幕透明ディスプレイ」と吸音材「iwasemi」の実証実験を順次始動する。
「字幕透明ディスプレイ」は、ろう・難聴者や他言語話者とのコミュニケーションのためにリアルタイムで字幕を表示する。同システムでは、話し手が自動音声認識の誤認識を確認するために、文字起こしの結果がディスプレイの両側に向けて表示され、透明度の高いディスプレイにより、ボディランゲージと文字の両方を確認しながら会話することが可能。さらに、同時翻訳機能を備えているため、たとえば日本語・英語間のコミュニケーションの円滑化も期待される。今回はオフィスビルの受付への「字幕透明ディスプレイ」の設置により、ろう・難聴者や他言語話者とのコミュニケーション向上等を検証する。実験期間は今月17日~今月30日まで。
「iwasemi」は、音響メタマテリアル技術にPxDT独自の吸音設計技術を応用することで開発した吸音材。コロナ禍におけるオフィス内でのWeb会議の増加により、隣席・隣室の会議中の声に対する不快感・情報漏洩の懸念も高まっており、騒音を問題視する人も増えている。コラボレーションオフィスへの同製品の導入により、オフィス内での音問題の解決を検証する。実験期間は10月中を予定している。