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大和ハウスグループの大和物流 「広島イノベーション・テクノ・ポート」内で物流施設を着工
2021.09.13 11:59
大和物流(大阪市西区)は、広島市西区において物流施設「(仮称)広島観音物流センター」を着工した。
同センターは、産業団地「広島イノベーション・テクノ・ポート」内で着工し、2022年12月末の竣工を予定している。竣工後は、市街地への交通利便性を活かし、広島県を中心に、中国・四国地域の保管・輸配送拠点として運営していく。
同センターは、広島市における交通の軸となる広島高速3号線「吉島インターチェンジ」から約3kmに位置し、広島市周辺への輸配送に適した立地。
また、山陽自動車道「五日市インターチェンジ」と「廿日市インターチェンジ」から約10kmと近接し、中国・四国地域だけではなく、関西、九州地域への交通利便性にも優れている。さらに、中国・四国地域でコンテナ取扱貨物量が最多の広島港から約3kmという立地を生かし、海上輸送にも対応可能。
同センターは、敷地面積8403・58㎡、延床面積1万3875・96㎡、鉄骨造地上3階建ての物流施設。床荷重は2・0t/㎡の仕様を採用し重量物の取扱いにも対応可能。また、屋内型トラックバースにより、天候に左右されない入出荷作業を可能にするとともに、上階の保管可能面積を広く確保し、限られた敷地を最大限に活用する。
さらに、高床式ホームにはドックレベラーを2基完備し、海上コンテナやロールボックスパレットなど多彩な貨物を取扱うことができる。同センターは、屋上の太陽光発電パネルで発電した電気を自家消費するとともに、大和ハウスグループが発電した再生可能エネルギー由来の電気を購入し、運用することを検討している。