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MCデジタル・リアルティ 関東・関西にデータセンターを開発 開発スピード加速さらに2棟の用地を取得済み
2021.09.21 14:51
MCデジタル・リアルティ(東京都港区)は、関西圏3棟目となる「KIX12データセンター」(サーバー用電源容量20MW)と首都圏3棟目となる「NRT10データセンター」(サーバー用電源容量38MW)を開設した。
同社は2017年、大阪府茨木市に「KIX10データセンター」を建設。2019年には2棟目となる「KIX11データセンター」を大阪府箕面市に開設した。
今回、「KIX12データセンター」が加わり、3棟合計53MWのデータセンターキャンパス「KIXキャンパス」として稼働を開始する。
また、千葉県印西市に「NRT10データセンター」(サーバー用電源容量38MW)を開設した。これにより、同社は首都圏において既存のHND10、HND11データセンター(東京都三鷹市)を含め、計59MWのデータセンターを運営していく。
「NRT10データセンター」の近隣には既にデータセンター用地を取得しており、同データセンターを皮切りに周辺一帯に100MW超のデータセンターキャンパスを構築する計画がある。
さらに、開設したKIX12データセンターの隣接地に、KIX13データセンターを開発する計画に着手した。同施設は延床面積2万3432㎡、収容可能ラック数約2600ラック、サーバー用電力容量21MWを予定。2019年にKIXキャンパスエリア内に取得した用地を活用した開発で、2023年の開設を計画している。このKIX13データセンターの開発により、KIXキャンパスは計4棟、70MW超のデータセンターキャンパスとなると見込んでいる。