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4月開業の「神戸三宮阪急ビル」グリーンビル認証「三つ星」取得
2021.09.27 11:37
阪急電鉄(大阪市北区)と阪急阪神不動産(大阪市北区)は、両社で開発し4月26日に開業した「神戸三宮阪急ビル」が「DBJGreenBuilding認証」において、「三つ星」を取得したと発表した。
阪急阪神ホールディングスグループが所有する建物としては、同認証の取得は「阪急西宮ガーデンズ」、「HEPファイブ」、「梅田1丁目1番地計画」に次いで4つ目となる。
今回の認証で取得した「三つ星」は、「非常に優れた『環境・社会への配慮』がなされたビル」に対し贈られるもの。「Low-Eガラスの採用、施設内照明のLED化、共用部への人感センサーの設置、節水型の水栓および便器の採用等により、施設の省エネ・省資源化を促進している点」、「低層部の商業ゾーンの整備、複数の鉄道駅に直結するアクセス性の確保、オフィスワーカーも利用可能な展望スペースの設置等により、利用者の利便性・快適性に配慮している点」、「専用部に72時間・15VA/㎡の電源供給が可能な非常用発電機の設置、浸水リスクに備えた防潮板の設置等により、施設の防災性を高めている点」の3点が評価された。
「神戸三宮阪急ビル」は2017年に開発がスタート。「神戸阪急ビル東館」の建替えと、隣接する「阪急神戸三宮」駅のリニューアルが同時進行で行われてきた。建物は7100㎡の敷地に、延床面積2万8850㎡、地上29階地下3階のビルと、延床面積5500㎡、地上2階地下1階の高架下部分で構成されている。館内は商業施設「EKIZO神戸三宮」や、ホテル「レムプライス神戸三宮」、オフィスなどが入っている。