週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

日鉄興和不動産の中規模ハイグレードオフィスビルシリーズ第5弾「BIZCORE神田須田町」竣工

2021.10.04 11:41

 日鉄興和不動産(東京都港区)は、千代田区神田須田町で建設を進めてきた中規模ハイグレードオフィスビル「BIZCORE(ビズコア)」シリーズの第5弾となる「BIZCORE神田須田町」を竣工させた。
 立地は都営地下鉄新宿線「岩本町」駅をはじめ4駅9路線の利用が可能な交通利便性の高い場所。建物は敷地面積243㎡、延床面積1988㎡、鉄骨造一部鉄筋コンクリート造地上10階。
 各階貸室は、天井高2800mm、約54坪の無柱空間によってフレキシブルなプランニングを可能にする。また、ガラスカーテンウォールによって、明るく開放的な貸室を実現した。
 エントランスホールは上質な空間となるよう、モノトーンを基調とした花崗岩の壁で品格を表現した。
 基準階のエレベーターホールは、木目調を基調とした、温かみを感じさせる雰囲気を演出。壁面は入居企業の館名サインを設置する等自由な設えとすることが可能であり、1フロアが「自分の城」であることを象徴する。
 屋上庭園は、ワーカーのランチタイムや気分転換に利用できる空間とした。
 パントリーやトイレは、基準階エレベーターホール同様に木目調を基調とし、落ち着きとやわらかな印象を与え、上質なリフレッシュ空間を演出。女性用トイレには、パーソナルボックスやフィッティングボードを設置し、女性が心地よく働ける設えとした。
 BCPサポートとしては、建築基準法において必要とされる強度の1・25倍以上の耐力を確保。貸室天井にはブレースを設置。また、15VA/㎡相当最大48時間のビル内非常用電源を備え、災害時には、テナント貸し室内に電力供給を行う。入居者専用の災害用備蓄品倉庫には、在館人数の計3日分の水・食料・簡易トイレ等の備品を完備。
 セキュリティとしては、メインエントランスから各フロアの室内に至るまで多層のセキュリティを設ける。エントランスホールの入口にはタッチレス式無人受付システムを設置。来訪者をオフィスフロア内で画像と音声で確認できる。
 また、非接触型オフィスへの取り組みとして、タッチレスエレベーター、抗ウイルス素材・コーティングの採用、機械換気システムの採用(1時間に2回室内の空気を入れ替え)等、安心・安全に配慮したオフィスビルを実現し、入居者が健康に働くことをサポートする。
 さらにフルパッケージオフィス移転サービス「オフィスメソッド」を、4棟目の「BIZCORE渋谷」に引き続き利用可能とした。あらかじめ作成されたテナントニーズを考慮した効率的なオフィスレイアウトを採用することで、移転に伴う「手間の削減」、「期間短縮」、「初期費用の削減」を図れ、入居テナントのオフィス構築をサポートする。

PAGE TOPへ