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三菱地所 中国・杭州に大規模オフィスビル開設
2021.10.18 11:05
三菱地所(東京都千代田区)は、2019年から中国・杭州市下沙エリアで開発してきた大規模オフィスの名称が「ALPHA PARK」に決定し、9月30日に稼働を開始したと発表した。
今回の開発はシンガポールの大手デベロッパーCapitaLandとの共同事業。街区には地上23階地下1階をはじめとしてオフィスビル4棟が配置されており、それぞれコリドーで接続する。総延床面積は23万㎡超、総事業費約230億円超となる大規模開発だ。
オフィスフロアは基準階面積約1500~1900㎡により、テナントからの多様なニーズに対応する。また斬新なデザイン性と働く人の快適性を両立したオフィスエントランスや、就業者以外も利用可能なラウンジ、飲食・物販店舗などの就業者向け利便施設を設置し、多様化する社会において様々なシーンに合わせた働き方をサポートする。
低層部にはコワーキング施設「Bridge+」を2022年春にオープン予定。東京・丸の内で運営するインキュベーション施設「EGG JAPAN」と連携する予定で、相互利用が可能になるほかイベントの共同開催なども検討。また、入居テナント・周辺企業向けに、製品をアピールできる展示スペースや約250人収容可能な大規模ホール、大小会議室などを擁する「Alpha Center」も整備。協創を促すイノベーション拠点として運営していく。
さらに屋外には、開放的な気分を味わえる中央広場と、休憩や打合せに利用できるスカイテラスも整備した。