週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
三菱地所 シドニーで延床万㎡超のビルを開発
2021.11.08 14:13
三菱地所(東京都千代田区)は、オーストラリア・シドニーでウェルビーイングに配慮したプレミアムオフィス開発事業「Parkline Place」に参画する。
同事業は、シドニーの鉄道会社Sydney Metroが主導する新駅「Pitt Street」の開発と、Oxford Properties Group(カナダ・トロント)が進める賃貸住宅棟開発「Pitt Street South」とともに進められる大規模複合開発。新駅「Pitt Street」はオフィス「Parkline Place」と賃貸住宅「Pitt Street South」を地下で繋ぐ形で開発が進められ、同計画との同時竣工を予定している。
同ビルは延床面積約6万5900㎡、敷地面積約2500㎡、SRC造、地上39階地下5階。貸付有効面積約4万7800㎡のプレミアムグレードオフィス(基準階面積約1500㎡)と商業機能を擁する。世界最大規模の設計事務所である「foster+partners」が設計・デザイン監修を務めており、11月着工、2024年1月の竣工を予定している。
計画地は、シドニー中心部のオフィス、商業が融合した活気のあるエリアに位置している。エリア随一の公共緑地「Hyde Park」やシドニーのランドマークとも言える商業施設「Queen Victoria Building」などに近接しており、ワークライフバランスの観点においても稀少性の高い立地であることから、多くのグローバル企業やIT企業が集積しているなど堅調なオフィス需要が見込まれている。
また同ビルではウェルビーイングに配慮し、ワーカーの能力を最大限引き出すための「ワークライフマネジメントサービス」や「マインドフルネスサービス」、「パーソナルヘルスサービス」なども展開。さまざまな「Well-being」に配慮したサービスを提供する予定。