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スターツグループが老朽化施設を一括再生 千葉県習志野市の公共施設再生事業が完了
2021.11.08 14:08
スターツコーポレーション(東京都中央区)は、千葉県習志野市で進めている「大久保地区公共施設再生事業」内の住宅と店舗の複合施設「プロシード京成大久保」が9月30日に竣工し、今月1日から住宅の入居が可能となったと発表した。同施設の竣工により、2018年にスタートした同再生事業に関する施設整備が完了した。
「プロシード京成大久保」は用地面積1337㎡、延床面積1596㎡、地上3階地下1階。32戸の学生向け賃貸住宅とカフェ、食品スーパーからなる複合施設だ。2019年11月にオープンした、ホールや公民館、図書館などを擁する生涯学習複合施設「プラッツ習志野」に隣接する民間付帯施設として計画された。
施設の核となる賃貸住宅は、スターツアセットマネジメント(東京都中央区)が学生向け賃貸住宅「LIGHT UP STUDIO(ライトアップスタジオ)」として運営する。居室には家電や家具が設置され、共同キッチンとリビングも用意して入居者同士の交流を促す。
学生向け賃貸住宅は再生事業の事業者募集の際にスターツグループが提案したもので、学生に地域の祭りや「プラッツ習志野」で行われるイベントの手伝いやボランティアなどに積極的に参加してもらい、地域活性の一翼を担ってもらうことを目的とする。入居希望者と面談の場を設け、活動に積極的な学生を優先的に入居させる。
地下1階には地域住民から要望の多かったカフェを、道路に面した1階には食品スーパーを誘致し、賃借した土地の一部は、駅側交差点からプラッツ習志野の北館までをつなぐ広場状の自由通路を「出会いのひろば」として解放。「プラッツ習志野」の利用者や市民に開放する。
建物はスターツアメニティー(千葉市美浜区)がスターツコーポレーションから一括して借上げ、貸主として各テナントの管理を行う。また「プラッツ習志野」の維持管理・運営を行っているスターツファシリティーサービス(東京都中央区)が維持管理を担う。