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中央日本土地建物 オープンイノベーションオフィス「SENQ目黒」開業 スタートアップベンチャーや在宅ワーカーの利用を想定
2021.11.15 11:22
中央日本土地建物(東京都千代田区)は今月1日、オープンイノベーションオフィス「SENQ」シリーズの第6拠点となる「SENQ目黒」を、同社が保有する「目黒センタービル」8階に開業した。4日には拠点の説明会ならびに内覧会を実施。事業担当者から今後の展望などについて語られた。
「SENQ目黒」では従来のSENQシリーズに引き続きベンチャー・スタートアップ、スモールビジネスに適した企業をメーンターゲットに、今回はエリア周辺の在宅ワーカーの利用も想定している。 施設テーマには「Life Style Office―Advanced life style」、空間コンセプトには「暮らしながら働く」を据えた。コンセプトに沿った、自宅のようにリラックスした雰囲気が感じられる内装デザインが特徴的。ソファや多様な形のスツールを配置したほか、天然木を用いたフローリングの小上がりを設計、10種類以上の観葉植物を配置するなど、緑豊かで上質な暮らしを求める人々が集う目黒ならではの空間づくりに注力した。
明るく開放的な空間が印象的である「SENQ目黒」だが、天井まで区切られたソロブースを26室設えており、集中型のワークスタイルにも応えている。ソロブースは、机やいす、棚を備え付けているため、自宅でのリモートワークが難しい時やWeb会議までワークスタイルに合わせて幅広く利用することができる。一部ソロブースの内装壁は遮音材を用いて設計されており、周囲の音を気にせずに作業ができる執務空間を作り出している。
今後の事業展開について事業統括部イノベーション開発室長の野口博司氏は「今後も、多様化する働き方・価値観や変化するオフィスニーズの潮流を捉え、その時代にあったワークプレイスを提供していきたい」と話す。
利用料金は定員2名のルームで月額13万2000円~、ソロブースは月額8万2500円となる。