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プロロジス国内100棟目の物流施設が竣工 兵庫県猪名川町に延床面積21万㎡超のマルチテナント型

2021.12.06 11:53

 プロロジス(東京都千代田区)は11月26日、兵庫県川辺郡猪名川町において「プロロジスパーク猪名川1」を竣工した。同社にとって国内100棟目で、最大の床面積を持つ物流施設となる。
 「プロロジスパーク猪名川1」は地上6階、延床面積約21万8000㎡。免震構造を採用したマルチテナント型物流施設として開発された。ダブルランプウェイにより、各階に21mフルトレーラーがアクセスできる。中央車路を隔ててワンフロア最大約1万坪と、効率的なワンオペレーションが可能。防火区画を約3000㎡と通常の2倍にすることで、大型物流機器の導入や自動化に対応しやすい仕様となっている。
 今回の「プロロジスパーク猪名川1」の竣工により、本年8月に竣工した「プロロジスパーク猪名川2」と合わせて延床面積約38万㎡の物流ハブ「プロロジス猪名川プロジェクト」が完成した。同プロジェクトは2015年より猪名川町と官民一体で計画を進めた開発プロジェクトで、時代に合わせて町とともに発展する物流プラットフォームをめざし、経済活性化、雇用創出、防災、環境保全などの取り組みを行っている。
 両施設から約2kmの地点に新名神高速道路「川西」ICが新たに開通し、大阪、京都、神戸の関西三大消費地への配送も約50分圏内でカバーできるようになった。西日本各地へ効率的なアクセスが可能なため、両棟合わせて賃貸面積の約90%が賃貸借契約済みで、最先端の物流拠点として注目を集めている。




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