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民間都市開発推進機構、常陽銀行などがファンドを設立 「つくばセンタービル」リニューアルへ

2022.01.24 10:49

 民間都市開発推進機構(東京都江東区)は14日、OHANAPANA(東京都港区)と常陽銀行(茨城県水戸市)とともに、不動産投資ファンド「アセットリノベーション投資事業有限責任組合」を設立したと発表した。
 同ファンドは、国土交通省のまちづくりファンド支援業務(老朽ストック活用リノベーション等推進型)に基づくもの。コロナ危機を契機とした新しい働き方・住まい方に対応したテレワーク拠点等を整備し、職住が近接し一体となった柔軟な働き方に対応したまちづくりの推進を目的としている。
 有効活用が求められる老朽ストックのリノベーションを通じ、多様な働き方を支えるテレワーク拠点や都市にゆとりをもたらすグリーン・オープンスペース等の整備を支援する。同ファンド組成以降、ファンド運営事業者であるOHANAPANAが新たに加入する金融機関等の有限責任組合員を募集し投資を進めていく。
 組成にあわせ、第1号案件としてつくばまちなかデザイン(茨城県つくば市)への投資を決定した。つくばまちなかデザインは、2021年4月1日につくば市と地元企業が共同出資して設立したまちづくり会社で、つくば研究学園都市の中核施設として1983年に建設された「つくばセンタービル」の1階部分をシェアオフィス、コワーキングスペース等としてリニューアルし運営していく予定となっている。




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